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月刊ウチウミ 「コロナと時代の変革期が良くも悪くも重なって起きた事態」

RADICAL WEBマガジン月刊ウチウミ「コロナと時代の変革期が良くも悪くも重なって起きた事態」

今年から新車の規格が変わるんですよ。
軽二輪以上はABSが必須。125以下はABSじゃなくてもいいけどコンビブレーキが義務づけられる。
スズキはそれで結構廃番が出てるみたい。
コンビ付けるのに新たなシステムを作るなら電動スクーターに移行するほうがいいだろうって考えが透けて見えるというか。
そういえば去年、電動が1台売れました。
平塚市が上限20万の補助金を出していて、総額33万のところを実質自己負担13万円で買えちゃう。
あくまで平塚だけの話だけど、行政の後押しが始まったのがよく分かります。
スクーターのバッテリーを共有する協定は出来ているから、電動スクーターを出すとなったら4メーカー同時に出してくるでしょう。
カワサキは水素エンジン、ホンダはEVかな。
ヨーイドンで一気に流れが変わると、いよいよガソリンエンジンの終焉が見えてくる。あと……5年ってところだと思う。
メーカーが新型車を発表してるけど「それいつ買えるの?」ってシラケちゃってる気がします。
コロナを機に世界が変わっていく。
順調にいけば成長エンジンとも言えるけど、いかんせんコロナが完全に収まってるわけじゃないから、人が動けずに工場が停止になったりで物不足と資材不足。主に輸入品ですね。
大手メーカーが海外で物を作るなら分かるけど、中小もそういうスタイルになってきてるから弊害がモロに出てます。 一度欠品になると販売中止で納期未定みたいな。
ウチの場合は……旋盤が壊れた。何も出来ない。旋盤やフライス盤のメーカーも修理工場も結構なくなってる。新品が欲しくても作っていない。となると中古で買うしかない。で、奪い合い……それが怖い。
「買い替えればいいや」という考えが通用しなくなってる。壊さないように大事に使うしかない。 スーパーの棚が空になって生活物資が手に入らないわけじゃないからみんな気にしてないと思うけど「材料が無い。物が作れない」という世界もあってね。
物価高、買い占め、転売。買わないとしょうがないから買わざるを得ない。
潜在的に需要はあっても物が無ければそれも消滅する。
代替できるものがあればいいけど、非常に恐ろしいことが起きてくるかもしれない。
とにかくなんでも高くなってますよ。
DRZのリアローター換えようと思ったら3万3千円。サンスターのプレミアムなんとかじゃねえんだから!って別なところで頼んだら「納期半年です」だって(笑)。
みんながいろんなものを待たされてるから納期にぐずぐず言う人もいない。というか分かってはくれる。
普通に暮らしてるぶんにはなんの不便もないですよ。でもファミチキの品切れは困るな(笑)。
【2022 February】

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