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月刊ウチウミ 「健康最前線 〜何歳までバイクに乗れるのか?〜」

RADICAL WEBマガジン月刊ウチウミ「健康最前線 〜何歳までバイクに乗れるのか?〜」

■何歳までバイクに乗りたいってありますか?
内海 そういう認識全然ない。身体が乗れるのであれば死ぬまで乗ってるよ。あれもこれも乗りたいってこの年でも思うし。

■つねに恋をしていると。
内海 雨でも嵐でも、やっぱりバイクに乗るのが好きだから。

■バイクってスクーターでものほほ〜んとは乗れませんよね。
内海 通勤はスクーターだけどのほほんとは乗ってない。いつもの曲がり角ひとつでもいい曲がり方を意識したり。

■上手い曲がり方はもう出来るじゃないですか。
内海 それでも「サクッといけた!」とか、スムーズにクルマの流れを縫っていく喜び……「今日冴えてるなあ」とか……毎日あるなあ。

■感じてますね。
内海 あとは「いつもいる鴨がいないぞ?」とか(笑)。

■自分の楽しみ方を見つけるのってずっと乗ることにつながると思います。
内海 アウトドアだから五感でいろいろなものを感じられる。匂いもすれば、道ばたの小さなものにチラッと目がいく。そういうところが楽しいじゃないですか。それと同時に操る楽しさがある。だからやっぱりバイクが好きだね。

■何か鍛えたりは?
内海 ランニングと登山。

■それは長くバイクに乗るためにというか。
内海 自分のためですね。結果バイクにもつながってるけど。仲間とツーリングに行く。長い距離、峠を走る。みんなへろへろになってても「俺全然平気。まだまだいけるよ」って。

■具体的にはどんな。
内海 週1、通勤で片道10キロのランニング。「やらなきゃいけない!」っていうのはストレスだから週1で充分。

■登山は?
内海 月イチで行けてるかどうかです。始めたのはここ10年くらい。ナメてましたよ。すげーキツい。何がつったら荷物ですね。日帰りでも水3リッターにカッパだなんだで10kgとか。そこそこの山でもそれ背負って往復6、7時間ずっと歩くわけで。

■登ったら下りなくちゃいけない。
内海 「山へ登ったら下りなければいけない。登ったままでいることを遭難というのだ」ってユング(※ヨーロッパの心理学者)の言葉があるんだけど、これは「頂点までいったらいつまでもそこにいないで次の人に譲りましょう」という……まあそれは別の話として。

■はい。でも身体は動かしていると。
内海 でもランニングしないであの満足感が得られるなら正直走らないよ。自分に負荷を与えてその後のユルさを得たいという……ある意味Mだな。

■でも単純に汗をかくのは気持ちいいじゃないっすか。
内海 なんのために走ったり登ったりしてるのかというと、とにかく美味い酒が飲みたいだけなの(笑)。山登っても下りながら何飲もうかしか考えてないもん。

■それだけの活力を与えてくれる……酒って素晴らしいですねえ。
内海 溺れたらただのアル中だけどね(笑)。

【2022 July】

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